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平成28年1月10日
昨年から制作していた4台目の真空管アンプが、やっと完成しました。
いくつかミスを犯して、いろいろ修正していました。
【失敗@】
TDA1552Qを壊してしましました。
強引に足を広げたからだろうか???
取り外したTDA1552Qです。高価なICだったので、痛かった。。。
【失敗A】
音質を良くしようとカップリングコンデンサの容量(4.7μF)を大きくしすぎた結果、真空管が安定するまで3〜5分かかりました。
そもそもTDA1552Qは、あまり大きなカップリングコンデンサを付けると、逆に音が悪くなるようです。(ネット情報ですけど、実感しました。)
バカでかい4つのフィルムコンデンサ(4.7μF)を取り外して、0.33μFのフィルムコンデンサに変更しました。
【失敗B】
ヒーターバイアスをかけるための分圧抵抗が大きすぎて電流が少なく、ヒーターバイアスが100Vに上がるまでに3〜5分くらい必要で、その間、ノイズがひどくて聴けたものではありませんでした。
120kΩと68kΩの抵抗でB電源(282V)を分圧して、102Vのヒーターバイアスをかけました。
【失敗C】
TDA1552Qの電源オン時のポップノイズを回避するため、ミュート回路に手持ちの電解コンデンサ(330μF)を使いましたが、上手くいきませんでした。
ネットで調べて電解コンデンサを100μFに交換したら、上手くいきました。
コンデンサの容量は大きければ、いいというものではないようです。
最終の回路図(↓)です。
はらわたです。
ユニバーサル基板の実態配線図です。
音質はと言うと、やっぱり真空管(6N2P)は最高です。
ちょっと工夫して、石(IC:TDA1552Q)のみで聴くこともできるようにしていますが、基本は球(真空管:6N2P)をカソードフォロワ回路で経由します。
真空管(カソードフォロワ回路)があると、全然音が違います。
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