【超簡単】 |
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低音ド迫力! 自作(張子)スピーカー |
真空管アンプを作成したら、次はスピーカーも自作したいものです。
とはいっても、ここは“村上や”です。
普通に作ったのでは面白くありません。
ということで、100円ショップのプラスチック製のゴミ箱を利用し、簡易張子でスピーカーを作りました。
作り方は、超簡単で、材料代も数百円(スピーカーユニットを除く。)です。
100円ショップで購入したプラスチックのゴミ箱とポスターカラーです。
100円のゴミ箱ですから、プラスチックも薄く、カッターで簡単に穴が開けられます。
スピーカー上部は、凹みがあったので、平らになるようにダンボールをのせました。
取っ手の部分を利用し、ダンボールでバスレフを作ります。
強度を増すために、水で薄めた木工用ボンドで新聞紙を重ねて貼ります。
その上から習字紙を同じように重ねて貼ります。
少々しわが出来ても気にしません。これが張子の味です。
乾燥後にポスターカラーで色付けして、ニスを塗ります。
張子ですから、“和”を意識して色は朱です
スピーカーユニット(Fostex12cmフルレンジFE127)を取り付け、配線をします。
配線が終わったので、音が出るかテストをしましたが、ガッカリするような音でした。
とにかく完成後の音を期待して、作業を続けるしかありません。
ダンボールで底を作って(写真左)、薄めた木工用ボンドで新聞紙と習字紙を重ねて貼っていきます。
ゴミ箱の容量(6リットル)に余裕がなかったのと、艶のある“響き”を目指していたので、吸音材は入れませんでした。
下部もポスターカラーで色付けして、ニスを塗って完成です。
一般的にスピーカーは、共鳴しないように厚い板が良いとされています。
それに比べ、張子は薄く強度も低いので、スピーカーを手でたたくと、「ポンポン」とメガホンのような音がします。
しかし、それが迫力ある低音を引き出しているようです。
邪道といわれそうですが、普通に聞いている限りでは、スピーカーがワンランク上がった感じです。
(思い入れが入っています。)
たぶん張子スピーカーは世界初ではないかと・・・。
真空管アンプと張子スピーカーの相性はバッチリです。