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平成23年8月20日
真空管アンプを作成すると、次はスピーカーにもこだわりたいところです。
ずっと以前に作ったスピーカーをよく見ると、スピーカーのコーンとエッジの接着部分が外れていました。
気になるので、スピーカーユニット(Fostex12cmフルレンジFE127)を外し、薄めた木工用ボンドを小筆で塗って修理しました。
そうなると、スピーカーを元のエンクロージャーに戻すのではなく、新たなものを作製することにしました。
しかし、ここは“村上や”です。
普通に作ったのでは面白くありません。
ということで、100円ショップのプラスチック製のゴミ箱を利用し、簡易張子でスピーカーを作りました。
作り方も、超簡単で、材料代も数百円(スピーカーユニットを除く。)です。
一般的にスピーカーは、エンクロージャーが共鳴しないように厚い板が良いとされています。
それに比べれば、張子は薄く強度も低いのですが、エンクロージャー全体がうまく共鳴し、艶のある“響き”を引き出すスピーカーとなることを期待して作製しました。
(ものは言い様です。)
出来上がったスピーカーを手でたたくと、「ポンポン」と張子特有の音がします。(ちょうどメガホンのような感じです。)
しかし、それが迫力のある低音を引き出しているようです。
邪道といわれそうですが、素人が普通に聞いている限りでは、スピーカーがワンランク上がった感じです。
(思い入れが入っています。)
たぶん張子スピーカーは世界初ではないかと・・・。
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