憧れの真空管アンプ(その2) |
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(8B8 超3結アンプ) |
初めて作った真空管アンプということで思い入れもあって、1作目の真空管アンプに聞き入っていました。
しかし、構成はというと、シングルアンプ、5極管接続、チープな小型出力トランスです。
当然かもしれませんが、低域がちょっと物足りません。
スピーカーが12cmのフルレンジということを考慮しても、やっぱり低域に伸びがないような気がします。
そんな時、真空管8B8をいただきました。なんと国産(三菱)です。
1作目の6BM8のヒータ電圧違いの姉妹管です。
(参考) 8B8データシート
ということで、この8B8で2作目の真空管アンプを作製することに決定!
コンセプトは、
@ネットで音が良いと評判になっている超三結
Aトランスもカバー付のちょっといいものを使って、かっこいいもの
B予算は概ね2万円
Cコンパクトなもの(真空管アンプは一般的に大きくて重い!)
としました。
回路図はこんな感じです。
パーツ一式です。
・トランスは、春日無線変圧器からネット購入。
・その他のパーツは、共立エレショップ(大阪市)からネット購入。
・アルミ板や木材などは、近くのホームセンターで購入。
土台の木枠です。
杉材そのままでは安っぽいので、茶色のポスターカラーで色付けして、ニスを塗り、チーク材っぽくしています。
A4のシールに方眼を印刷し、アルミ板(300mm×200mm)の上から貼ります。
パーツを並べながら位置を決めていきます。
アルミ板の加工図が出来ました。
アルミ板の加工です。
電動ドリルとヤスリとシャーシーリーマーで悪戦苦闘です。
ポンチを持っていないので、釘で代用しました。
シャーシーの完成です。
大物パーツをシャーシー取付けます。
ラグ板は、多めに取り付けています。
実態配線図を考えます。
配線完了です。
ケーブルはもう少し細いものを使うべきでした。
完成!!後ろに見えるのが第1作目です。
肝心の音はというと、やっぱり凄いです。
音に迫力があります。
シングルアンプの弱点である低音も効いています。
ネットで評判になっていましたが、本当でした。
★★改修★★
三端子レギュレータ(2SK3067)で電源部を改修しました。
電源モジュールです。
電源モジュールの裏面です。
ユニバーサル基板は適当にカットしています。
電源モジュールを取り付け、改修は完了です。
配線ミスもなく、一発で成功しました。
試聴しましたが、やっぱり超三結はいい音です。ノイズも皆無です。
ただ、今回の電源改修による音質の違いは分かりませんでした。
回路図です。
【作製記録】